ゴルフの競技特性【障害・モダンスタイル・Xファクター】と介入

障害の特徴

特に障害が起きやすいフェーズはインパクト前後とフォロースルー後期 (1)

特に腰痛が多い。

Golf-related injuries: A systematic review
(2009). Golf-related injuries: A systematic review. European Journal of Sport Science: Vol. 9, No. 6, pp. 353-366.

クラシックスタイルとモダンスタイル

僕、ゴルフはやったことがないので詳しく知らなかったのですが、調べてみるとスイングにも歴史があるみたいですね。

モダンスタイルでは高いアプローチショットが打てるのでグリーンオンも容易になったのだとか。

バイオメカニクス的特徴としてはモダンスタイルでは骨盤の動きを抑制して体幹部の捻転力生成を促すらしい。(1)

(1) Cole MH, Grimshaw PN. The Biomechanics of the Modern Golf Swing: Implications for Lower Back Injuries. Sports Med. 2016;46(3):339-351. doi:10.1007/s40279-015-0429-1

Xファクター

骨盤と肩の捻転差はXファクターと呼ばれドライバーによる飛距離増加を伸ばすためにはこのファクターを増大させることが重要と言われている。(2)

(2) Chu Y, Sell TC, Lephart SM. The relationship between biomechanical variables and driving performance during the golf swing. J Sports Sci. 2010;28(11):1251-1259. doi:10.1080/02640414.2010.507249

この捻転差が本当にドライバーパフォーマンス向上に寄与すると仮定する。

身体構造上、捻転差は腰部からは生み出されない。腰椎は回旋できるように椎間関節の向きは整列されていない。

対して胸椎は回旋動作を許容する構造となっている。

理想としては腰部は安定、胸椎の回旋可動域により捻転差を生み出しドライバーの飛距離を稼ぐ この状態を作り出したい。

しかし、往々にしてあるのが胸椎の回旋可動域が制限され、腰部で体幹回旋を代償するパターンである。この場合においては腰部椎間板損傷や腰椎椎間関節の変性のリスクもあり、腰椎分離症を引き起こすこともあるので注意したい。

介入例

胸椎伸展

四つん這いで手のひらを上にして体重を後方移動させることで胸椎伸展へ誘導

マット→立位ハイベンチ と移行すると良い

胸椎回旋 オープンチェスト

側臥位

頚椎回旋も入れて視線誘導することで胸椎回旋も入りやすくなる(人間は目を向ける方向に身体も向こうとする)

ダンベルなどを用いてSSEラインを意識して行っても良い

オープンチェストのエンドポジションで外乱刺激に対する安定性を高めたい場合はPNFで用いるような振動刺激を入れても良いかもしれない(僕はまだこの刺激の必要性を感じる場面に出会っていないが

マーメイドソラシックツイスト フォームローラー

ソラシックローテーション with pushing ball

立位での前屈位をとる。体幹と床が平行の状態をつくる。

片方の手で地面においたボールを押しながら、もう片方の手を横に広げて脊柱を回旋させる

Xファクター獲得のため、骨盤は地面に対して正体した状態を保つ。

体幹と骨盤の分離運動に慣れてきたら側方体重移動を加える。これによりゴルフに近しい動きの中で胸椎回旋獲得エクササイズを行えることができる


未分類
シェアする
林俊之介ATC/CSCSをフォローする
林 俊之介 ATC/CSCS/PHI Pilates Japan Instructor

コメント