脊柱に関連する組織の復習

後頭部〜頚椎

  • 外後頭隆起
    • 上項線:外後頭隆起から左右に広がる。
      • 内側:僧帽筋上部繊維付着部
      • 外側:頭板状筋付着部
      • 奥側:頭半棘筋付着部
    • 下項線:頭半棘筋の付着部よりもさらに奥側。外側へ辿ると乳様突起がある。
    • C2棘突起:遠位に進めて触知
  • 環椎
    • 横突起:肩甲挙筋が付着
      • 肩甲挙筋の上部繊維、つまり環椎に付着を持つ繊維が過緊張、短縮などを起こすと適切な頚椎回旋運動を阻害する可能性がある
      • 頚椎回旋においては他要素の影響(後頭下筋など)の方が大きい時もあるが肩甲挙筋の状態もチェックした上で他要素の影響改善に進みたい
    • 環軸関節:前結節後方で歯突起と形成
      • 歯突起を軸として環椎の回旋運動が起こる
    • 環椎関節前方脱臼
      • ADD: atlantodental distance
        • 小児5mm
        • 成人3mm以上 が異常
      • 歯突起骨折を伴わない環椎関節前方脱臼は脊髄の絞扼が重度となる場合があり注意が必要。
  • 頚椎棘突起
    • C2:棘突起長め
    • C3:棘突起短め
    • C4:棘突起短め
    • C5:棘突起短め
    • C6:棘突起長め
    • C7:棘突起長め 隆椎
    • 椎間関節
      • 45°上方傾斜(水平面に対して)
  • 頚椎側屈
      • 例)右側屈
        • 右側の相対的上部頚椎の下関節面の後方すべり
        • 左側の相対的上部頚椎の下関節面の前方すべり
        • によって構成される。
      • 筋が局所的に拘縮を起こしたり、特定の椎間関節での運動性が阻害されると、疼痛誘発原因になることがある。疼痛により側屈だけでなく頚椎全体の動きが阻害されることがある。
      • 関節包の短縮、周辺組織との癒着などによる特定の椎間関節が問題である場合、これらの問題を解決するだけで頚椎全体の動き・疼痛が改善する場合がある。
  • 頚椎回旋
    • 上を向く回旋:環軸関節が主
    • 下を向く回旋:椎間関節も関与
  • 頚椎変性変化
    • C5/6, C6/7, C4/5の順に高頻度

胸椎

  • 椎間関節面
    • 60°上方傾斜(水平面に対して)
  • 棘突起
    • T3-T9では下方へ伸びる
  • 側彎症
    • 若年性側彎症・思春期側彎症には右胸椎側彎が多い。
    • 評価: Cobb角 (また時間がある時に詳しく勉強し直したい)
    • 第12胸椎は圧迫骨折の好発部位。Spinal percussion testも丁寧に行いたい。
    • 関連用語: Rib hump (肋骨隆起)、シェイエルマン病(Sheuermann disease)、突背(Pott’s Kyphosis)
    • チェック項目
      • 肩の高さ
      • winging 等肩甲骨位置
      • ウエストライン

腰椎

  • ヤコビー線
    • 左右の腸骨稜を結んだ線状にL4腰椎棘突起がある
  • 腰部脊柱管狭窄症
    • 間欠性跛行は腰椎の伸展により憎悪、屈曲により緩解する。
  • 腰椎棘突起
    • 椎間関節の高さは一致
  • 椎間関節
    • 矢状面。関節面は円筒状。このような椎間関節の向きにより腰椎での回旋運動は構造上困難。
    • 故に腰部回旋が強制された場合には腰椎分離症を生じやすくなる。

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林 俊之介 ATC/CSCS/PHI Pilates Japan Instructor

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