アスレティックトレーナーとして整形外科で働くなら知っておきたい疾患 下肢編 その1

免責事項

当ウェブサイトの情報は、一般知識提供のみを目的としています。
これらの情報はご自身の判断と責任によってご利用下さい。
これらの情報が医療診断または治療の代用として利用されることは意図されておらず、また想定もしておりません。
私が所属する団体・勤務する病院などの見解を代弁するものではありません。
新しい治療を開始する時や既存の治療を中止するには、必ず事前に医師またはその他の資格を持った医療提供者に相談して下さい。

下肢

足根骨癒合症

10歳前後で疼痛が生じて軟骨性・繊維性癒合と診断される

発生頻度は1. 距踵骨間 2. 踵舟状骨間 3. 舟状内側楔状骨間

画像所見: C-sign

先天性下腿偽関節症

Congenital pseudoarthritis of the tibia

保存療法で治療は難しく、手術が必要

Freiberg病

第二中足骨頭に起こる不全骨折。中足骨頭の骨端核に無腐性壊死が起こったもの。

ハイヒール使用などが誘因。開張足に多い。

MRI T1強調像にて低信号。T2強調像にて骨髄浮腫により高信号。壊死は低信号。

Sever病

尖足位にて跛行を呈する。踵骨骨端核が癒合する以前の発育時期に発症する。予後良好。基本的には保存。

Kohler’s disease (第一Kohler病)

小児で足舟状骨に骨壊死を生じる骨端症。予後良好。必要であれば内側縦アーチ足底板。

三角骨障害 (Os trigonum syndrome)

足関節後方インピンジメント症候群。距骨後突起の後方に位置する過剰骨。サッカーやバレエで頻発。FHL腱鞘に炎症が波及することも多い。距骨後突起の新鮮骨折との区別が重要。

発生原因:1. 三角骨骨化核の距骨への癒合不全。2. 距骨後突起の外側結節が足関節の過度な底屈により骨折を起こし偽関節となったもの 3. 過度な背屈による後距腓靱帯付着部での剥離骨折。

外脛骨障害 (Symptomatic accessory navicular)

舟状骨内側後下方に存在する過剰骨。後脛骨筋腱の縦アーチ保持力低下による外反扁平足が誘因。足底板による内側縦アーチサポートが有効。

母趾種子骨障害 (Hallux sesamoid bone)

二分種子骨。荷重による衝撃を受けやすい内側種子骨に多い。

Os subfibulare 障害

腓骨外果下端に存在する過剰骨で多くは外果裂離骨折の遺残とされている。足関節捻挫の既往確認。

Os peroneum 障害

Os peroneumという種子骨は長腓骨筋腱が立方骨粗面を支点として長腓骨筋腱内に存在する。発生確率は9%。この骨が骨折などを起こすと長腓骨筋腱断裂や腱鞘炎を起こす。圧痛所見は長腓骨筋腱の立方骨付近。(補足: 長腓骨筋腱の圧痛は足底にでることもあり、足底腱膜炎との鑑別も重要)


アスレティックトレーニング
シェアする
林俊之介ATC/CSCSをフォローする
林 俊之介 ATC/CSCS/PHI Pilates Japan Instructor

コメント