腰椎分離症のリハビリの考え方やエクササイズ例

アスレチックトレーナーとしてできる腰椎分離症のリハビリの考え方やエクササイズ例について少し書きます

詳しい病態・原因・リハビリ以外の治療は述べません。

相対的柔軟性とは?

相対的柔軟性は英語でRelative Flexibilityといいます

運動機能障害症候群(Movement system impairment)を考える上でkeyとなるコンセプトですね

人間の身体の動きは抵抗の少ない部位から運動が起こります

これを最小抵抗の軌道といいます

つまり、動きやすい関節から動くということです

隣接する関節との柔軟性のバランスが崩れてしまうと、

動きやすい関節にばかりストレスが集中してしまいます

腰椎分離症では腰部の可動性が高すぎる結果、腰部が過剰に動きすぎる状態に陥っている

加えて、股関節や胸椎の柔軟性・可動性が相対的に低下しているケースが多くあります

腰椎分離症のリハビリ例

1. 股関節の柔軟性・可動性改善

腰椎ではなく股関節がしっかりと動いていることを確認しながら以下の動画のエクササイズを行います

12 Minute Hip Mobility Routine (FOLLOW ALONG)

2. 胸椎の柔軟性・可動性改善

  1. 種類
    1. Wall rotations
      1. 腰椎伸展に注意
    2. Kneeling rotations
      1. 腰椎での代償動作に注意
    3. Foam roller extensions
      1. 脚はクロスオーバーしてもしなくてもよい
      2. 胸椎上部から下部まで行う
    4. Preacher position
      1. 動画ではPreacher positionと紹介されていますが、僕はイス胸椎伸展と呼んでいます
      2. 棒は持たなくてもできます
    5. Side lying rotation
      1. 動画では上脚でフォームパッドを押さえつけるようにして内転筋活性化させ骨盤・腰椎が胸椎の回旋に追随しないようにして代償動作を予防しています
      2. 下脚の股関節も屈曲しフォームパッドを両膝間に挟むことでも内転筋は活性化できます
  2. 頻度
    1. 無理のない範囲でできれば毎日
Top 5 Thoracic Spine Mobility Drills

3. 腹直筋の遠心性収縮の重要性

腰椎分離症患者では体幹伸展時に腹直筋の遠心性収縮がうまくできないケースが多いです

つまり、体幹伸展時の腹直筋の遠心性収縮がうまくできない為、体幹伸展スピードがコントロールできず椎弓根にストレスがかかっている状態です

腹直筋の遠心性収縮エクササイズ例

姿勢: バランスボールを背中において仰向け

方法: クランチ動作を行う

負荷: 最初は腕を胸の前で組む→手を頭後ろ→バンザイ→ダンベル1kgから徐々に増やす

回数: 10回3セットを目安に

Challenging Exercise Ball Ab Workout – Physioball Workout for the Core

上記のエクササイズは特別な器具も必要ありませんし、家でできるエクササイズです。

症状が悪化しない範囲で取り組まれてはいかがでしょうか

アスレチックトレーナーの方へ オススメ本

相対的柔軟性をふまえた運動処方を考えるにはMSIの本を通読することをオススメします

尚、MSIセミナーは各地で開催されているようです

一般の方へ 腰痛改善 オススメkindle本

なかなか病院へいけないという方も多いのではないでしょうか? 

僕の知人、古川 智章さんが書かれた本があります。

自分でできるケアについて書かれた部分もありますので是非試してみてください

Kindleをご利用の方は是非!


腰痛がもう治らないと諦めた方が読む本


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林 俊之介 ATC/CSCS/PHI Pilates Japan Instructor

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