Evidence Based Practice(EBP)とは? 【最低限知っておくべきこと】

Evidence Based Practice とは?

Athletic Training界でEBM という言葉が認識され始めたのはSteves氏がJournal of Athletic Training で2004年にペーパーを出したころからでしょうか?

EBPの構成要素

EBPと聞くと科学的根拠のないことは一切やらないお堅いイメージがどうしてもつきまといますが、そうではありません

EBPは以下の3要素を組み合わせてより良いヘルスケアを提供していきましょうというコンセプトです。

  1. 最新かつ最善の科学的根拠 (Best Available Evidence )
  2. 専門家のもつ知見や技術 (Clinical Expertise)
  3. 患者・クライアントのニーズや価値観 (Patient’s Value & Needs)

これら3つの要素どれかを軽視したヘルスケアの実践はEBPを実践しているとは言えません

Steves R, Hootman JM. Evidence-Based Medicine: What Is It and How Does It Apply to Athletic Training?. J Athl Train. 2004;39(1):83–87.

原文,オープンアクセスです是非読んでください!→ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC385266/

EBP実践者として目指すべき姿勢

適宜最新最善のエビデンスをアップデートして (Best Available Evidence)

臨床で経験を積みながら(Clinical expertiseを高めながら)

患者やクライアントのニーズをしっかりと聞き出し最善の解決策を一緒に探していく(Patient’s value and needs)

という姿勢がEBP実践者に求められるのではないでしょうか?

エビデンスがっちがちの頭でっかちでもダメだし

患者の意見を無視してもダメだし

過去の個人的経験だけでもダメだし

それぞれの要素をうまく組み合わせたところに最善のヘルスケアがあると思います

次の投稿ではもう少し深いところまで書いてみようと思います

オススメ図書

正直なところ、EBPを包括的に学ぶにはなかなか良い日本語の本に出会えていません。。。本屋立ち読みレベルですが以下の本が一番しっかり書かれているかな?という印象。でも文章が難解で少しわかりにくい。。。


医学文献ユーザーズガイド ―根拠に基づく診療のマニュアル 第3版

アスレチックトレーニングの視点からEBPを考える上でベーシックな本となるのはこの本でしょう。SLACKという出版社が出した本なのですが、カラーでなく、字体も個人的には読みづらくあんまり好きではないのですが。。。。笑 


Evidence-Guided Practice: A Framework for Clinical Decision Making in Athletic Training

オススメセミナー

阿部さゆり先生のEBPセミナーは受講したことがありますが、本当にわかりやすいです。

いきなり本を読むのはハードルが高いという方はまず受講されてはいかがでしょうか?

こちらのホームページで随時更新されているようです→https://sayuriabehiraishi.wixsite.com/portfolio/courses

阿部さゆり先生はブログも書いてらっしゃるので是非一度ご覧になってください。


EBP アスレティックトレーニング オススメ図書
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林 俊之介 ATC/CSCS/PHI Pilates Japan Instructor

コメント

  1. […] 英語タイトル: Early Subthreshold Aerobic Exercise as Treatment for Sport-Related Concussion 大学院の時に上記タイトルで文献を読みあさってまとめたことがあ… Evidence Based Practice(EBP)とは? 【最低限知っておくべきこと】 […]